「モノとかスキルを貸したりして、収入を得ている人がいるって聞いたけど、シェアビジネスにはどんな種類があるのかな?自分にもできることあるかな?わかりやすく教えてほしい!」
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容- シェアビジネスとは?
- シェアリングエコノミー5つのカテゴリーについて
- 副業しながら節約をして事業展開も可能
この記事を書いている僕は、現在不動産業界19年目の現役不動産エージェントです。
お客様との情報交換で得た副業につながる役に立つ情報をお伝えしています。
今回は、シェアビジネスを副業にする、シェアビジネスを活用してできる副業の種類5つについてお話ししていきます。
実際、自分では気づかなかったシェアビジネスを使って、節約できる部分と収入を生み出す部分を見つけることができました。シェアビジネスを活用して収入アップも期待できます。
シェアビジネスは、今後も間違いなく拡大する市場です。
楽しみながら取り組めるサービスがいっぱいありますので、自分に向いているサービスを探してみましょう!
それでは、前置きはこの辺にして、早速ご紹介していきます!
目次
シェアビジネスとは?
まず、シェアビジネスとは何なのか?
実際、みなさんが既に利用したことがあるかも知れません、簡単にご紹介していきます。
シェアビジネスとは、「インターネットを介して、個人間・企業間でモノ・場所・スキルなどを売買・貸し借りするビジネス」のことを指します。
一般の消費者がモノや場所、スキルなどを必要な人に提供したり、共有したりする新しい経済の動きのことや、そうした形態のサービスをシェアリングエコノミーといいます。
シェアリングエコノミーは、主に、場所・乗り物・モノ・スキル・お金の5つに分類されます。
市場規模について
一般社団法人シェアリングエコノミー協会と株式会社情報通信総合研究所が共同で、日本のシェアリングサービスに関する市場調査を実施しています。
この調査によると、2021年度日本におけるシェアリングエコノミーの市場規模が「2兆4,198億円」2030年度には「14兆2,799億円」に拡大することが分かりました。
まだまだ、成長段階のシェアリングエコノミーサービスは、今後私達の生活をよりよくしてくれる可能性が溢れています。
成長するサービスについて
シェアリングエコノミーの中でも、2030年度には以下のカテゴリーが成長の見込みが高いことがわかりました。
30年度に成長規模が大きいサービスは図の通りです。
スペースのサービス:民泊(部屋)や駐車場・会議室・イベントスペースなど
モノのサービス:フリマアプリなどの売買や家電・高級バッグ・洋服などのレンタル
スキルのサービス:家事代行・子育てシェアやライター・プログラミング・イラスト代行など
お金のサービス:クラウドファンディングによる新商品の開発やイベント、寄付・貸付・株式購入など
移動のサービス:カーシェア・サイクルシェア・デリバリーサービス・買い物代行など
既に、みなさんがお使いのサービスもあるのではないでしょうか?
具体的に、サービスの内容をみていきましょう。
シェアリングエコノミー5つのカテゴリーについて
その①:移動
その②:お金
その③:スキル
その④:モノ
その⑤:空間
その①:移動
ひとつ目は、移動のサービスです。
移動ツールの貸し借りや共同で移動を実現します。
Anyca :乗ってみたいに出会える カーシェアアプリ
個人オーナーや、ディーラーとカーシェアできるから、SUV、オープンカー、ミニバン、キャンピングカー、トラックまで
多種多様で幅広いバリエーションのクルマを、好みやシチュエーションに合わせて乗ることができます。
AnycaのOFFICIALシェアカーでは、憧れのベンツのG-CLASSや最新技術のEV車を1時間単位で乗ることができるのも魅力のサービスです。
カーシェアアプリ Anyca(エニカ) にクルマを登録して、新しいカーライフを楽しもう!クルマ登録時に招待コードを入力すると、特別に手数料が1ヶ月間無料になります!※招待コード:FREEMAN
Uber:どんなシーンでも喜ばれる乗車サービス
Uber を使用して運転する
多数のドライバーが利用する最大規模のネットワークを持つプラットフォームにより、貴重な時間を最大限に活用できます。
Uber サービスは、海外でのタクシー利用時に安心して使うことができます。
みなさんもご存知の移動サービスの一例ですが、昔は考えられなかったことが、今は主流になりつつもある。
若者の車離れも、都内での駐車場料金の高さもサービスをつかえば、費用や時間の節約など固定費がなくなることはユーザーにとってもいいサービスです。
オーナー側も空き時間を利用して車を貸したりドライバーになったりと、借り手の方とのコミュニケーションで新しい出会いも生まれています。
車を持っている方でローンを組んでいる方は、車を貸した収入で返済の一部に充当できる。乗らない時間を有効活用できる点は、はじめやすい副業ですね。
その②:お金
次は、お金です。
社会的な企画や物作りにお金を出し合うサービスです。
Makuake:これまで世の中になかった新しい製品やサービスを発信
面白い商品がたくさん登場しています。
アイデア溢れる商品や実用性のあるものから、便利な商品など作り手や担い手の想いを知り、応援の気持ちを込めた購入体験ができる購入型クラウドファンディングサービスです。
購入型クラウドファンディングというのは、資金需要のある企業がインターネットを通じて資金調達をおこない、資金の出し手には希望する商品やサービスを提供するスキームです。
企業としても、銀行から融資を受けるのではなく、また投資家から株式の出資を受けることもせず、商品やサービスを提供する代わりに資金を調達するというファイナンスとは異なった新しい資金調達方法となっています。
また、資金の出し手は商品やサービスの購入者ということになりますので、直接顧客やファンを増やしていけるというメリットも企業側にあります。
Croud Realty :不動産に特化した投資型クラウドファンディング・マーケットプレイス
国内外の不動産関連プロジェクトの起案者や投資家に対して、それぞれ資金調達や出資の機会を提供している。
プロジェクトの一つに「家賃が実る家」というものがある。
これは、賃貸で住み続けると最終的にマイホームになるというサービスです。
入居希望者がWeb上で「家を建てたいエリア」「間取り」「外装・内装」「カラー」などを選び、オリジナルの家をプランニングすることができます。
建築後は、一定期間投資家(オーナー)に家賃を払い続け、最終的には入居者の持ち家になるという、住宅ローンを使わずにマイホームを手に入れる新しいサービスなんです。
車とかでも、乗り続けたら、車をもらえるっていうサービスがありますね。
お金のサービスに関しては、副業というよりも、アイデアに対して共感を得た人からの資金調達や出資をもとにビジネスを展開していく方が向いています。
その③:スキル
次は、スキルです。
スキルや労働力などを売り買いするサービスです。
現状では、一番多いサービスのカテゴリーです。
AsMama :「子育てシェア」送迎・託児を顔見知り同士で頼り合い、地域の親子が出会う・つながる親子交流の場づくりをしてる。
coconala:知識・スキル・経験など、みんなの得意をサービスとして出品・購入できる日本最大級のスキルマーケット。
CrowdWorks :どんな仕事もネットで発注!実績のあるプロに依頼・発注できるから安心クオリティーでどこよりも早くリーズナブル!
aini :好きなことをテーマにした体験ができる。
タスカジ:業界最安値水準1時間1500円からの家事代行・掃除代行・料理代行サービス・家政婦マッチングサイト
ストアカ:習い事・教室・ワークショップ満足度の高い先生から学べる。
ANYTIMES :日常のちょっとした用事を依頼したい人と、 空き時間などに仕事をしたい人をつなげるスキルシェアサービス
MESHWell :あなたのライフスタイルにあわせて、仕事がみつかるアパレル業界で働いている方々のためのマッチングサービス
スキルビジネスは、サービスを併用して登録をしておけば、お呼びが掛かる回数は多そうです。
その④:モノ
次は、モノです。
使っていないモノなどを売買・貸し借りする
Laxus :憧れのブランドバッグがレンタルし放題。好きなバッグを毎月届けてくれる。3ヶ月半額でバッグお試しOK!
TABETE:まだおいしく安全に食べられる、「食品ロス」になってしまいそうな食事をレスキューできる
minne :1400万点以上のハンドメイド作品が揃う、あなただけの1点ものの作品やこだわりのある作品に出会えるハンドメイドマーケット
Co-LABO MAKER :使いたい機器や技術を簡単に見つけて1時間から使用できる実験機器・技術のシェアリングサービス
CLAS:家具家電のサブスクリプションサービス
その⑤:空間
最後は、空間です。
民泊、部屋貸しなど空きスペースを貸し借りする
特P:空いている駐車場を貸したいときだけ貸せる。毎月数万円の副収入
akippa(あきっぱ!):個人間で簡単に、スマホ・PCで“駐車場の貸し借り”ができる。オンラインコインパーキング
airbnb :バケーションレンタルなど、空き部屋を貸したい人(ホスト)と部屋を借りたい旅人(ゲスト)とをマッチングするサービス。海外では、ホストとの交流もあり、旅を楽しくさせる、泊まってみたい家にも泊まれる魅力のサービス
SPACEMARKET ::レンタル・イベントスペース・貸し会議室・撮影スタジオなどさまざまなタイプの貸切のレンタルスペースでやってみたいを叶えるサービス
COINSPACE :テレワークや勉強に最適なコワーキングスペースの時間貸しサービス
空間をシェアするサービスは、今後さらに拡大する見込みが高い。
新しいアイデアが、次々と生まれることが楽しみでしょうがないですね。
世の中の便利をより便利にする企業も増えてくるカテゴリーなので今後に期待です。
副業しながら節約をして事業展開も可能
その①:貸し借りして支出を減らす
その②:浮いたお金でビジネスをはじめる
その③:ビジネスを複業にする
その①:貸し借りして支出を減らす
先程、紹介したサービスにある「空間」「移動」などにある駐車場の場所貸しや車の貸出は、固定支出費用を減少させることができます。
使用していない物でも価値があるものは、需要がありますので、身の回りで貸し借りができる物を見つけてみましょう。
その②:浮いたお金でビジネスをはじめる
貸し借りや売買で得たお金で、新たなビジネスをはじめることもできます。
- 各カテゴリーのサービスの中で、自分にもできそうなサービスを見つける
- 商品を作る・購入する
- 貸し出すサービスのオーナー登録をおこなう
実際に、新型コロナの影響で自らの資産・スキルを活用して、シェアサービスを開始した人が増えたという。
参照:(株)情報通信総合研究所
例えば、私が携わっている仕事の事例ですが、千葉の海沿いの土地を購入or賃貸をして、トレーラーハウスを購入して、民泊で貸したり、お店としてレンタルすることもできます。
民泊用の家を建てることも可能です。コンテナハウスや一軒家を購入して、一泊3万円から5万円ぐらいで貸します。
例:土地購入100坪で1000万円前後・建物1500〜2000万円 月の支払いは約8.5万円の場合
1泊50,000円設定であれば、月に2回貸すことで、ローン支払いは0円です。
貸す場合は、付加価値(物件コンセプト)をつけることで、他の物件に差をつけるポイントになります。Airbnbで事前に相場をみておくと、貸したときの収入を試算することができます。
更に、これからインバウンド需要が戻ってくるので、バケーションレンタルとしての需要が高くなっていきます。
サービスの事業化=アイデアを形にすること
シェアリングエコノミーのサービスは常に進化していますが、基本は世の中の悩みを解決するサービスであることに変わりありません。
その③:ビジネスを複業にする
副業は、本業ビジネスをやりながら、空いた時間を利用して収入を得ること
復業は、本業と並行していくつものビジネスで収入を得ること
副業として、はじめやすいカテゴリーサービス順は、「スキル」⇨「モノ」⇨「移動」⇨「空間」⇨「お金」の順です。
復業は、カテゴリーのスキル✖️モノ✖️移動✖️空間✖️お金をどうビジネスに変化していくかです。
さっそく、あなたが出来そうなサービスの登録からはじめてみましょう。
まとめ:今後シェアビジネスは拡大する
最後に、シェアリングエコノミーの分野は、これから更に拡大していきます。
2030年度の市場規模は、現状ベースで成長した場合7兆6,455億円です。
新型コロナによる不安、認知度が低い点等の課題が解決した場合14兆2,799億円に拡大すると言われています。
このように、シェアビジネスを活用する副業も2030年頃には、誰もが複業として仕事をしているかもしれませんね。
シェアリングエコノミーを使って、SDGsな世の中を作っていきましょう。
最後に、今すぐ使える目的別アクションの一覧をご覧いただきながら締めさせていただきます。